つわりの基礎知識と体験談

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妊娠悪阻について

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入院するときには「妊娠悪阻(にんしんおそ)」という病名になり、つわりとは区別されます。


入院中は絶食療法が行われることが多く、点滴によって栄養と水分を補充しながら少しずつ食事を増やしていきます。

一般に経産婦より初産婦が重く、多胎妊娠もつわりが重くなりやすいと言われています。しかし、あくまで傾向であり、2回目以降の妊娠でも最初のつわりより症状が重かったり、多胎妊娠でもほとんどつわりを感じない人もいます。

胞状奇胎などの絨毛性疾患などの異常妊娠の場合にもつわりが重いことが言われています。異常妊娠かどうかは健診でわかります。アジアや日本では1/400~500でおこると言われています。

脱水状態に注意

特に気をつけなければならないのは脱水状態です。一般の人がもつつわりの知識は軽いつわりですので、周りにあふれるほど食べ物があっても水さえ嘔吐してしまう妊娠悪阻についてはあまり知られていません。
急な脱水症状によって母胎に取り返しのつかない影響が出る危険もありますので、
つわりが重くなってきて、体重が急に減っている状態の時には体の水分が失われすぎていないか常に周りの人もチェックしてください。

病院では

病院では、ビタミン剤の入った輸液、悪心・おう吐が激しい人には絶食療法などを行ない、心身の安静を保つために環境をととのえるなどの保護をしてくれるそうです。病気として扱われ保険適応です。また、必要に応じて点滴のなかに鎮吐剤や鎮静剤、肝庇護剤などが入れられることもあります。絶食後脱水や嘔吐が落ち着くようになると徐々に少しずつ食事を増やしていきます。
ですから、つわりは病気でないといつまでも悪化させずに、一度見てもらうために、足を運んでみることをお勧めします。

妊娠悪阻の割合

入院が必要な重症妊娠悪阻の割合は、全妊婦の0.1~1%(実際には専門家の間でも0.02%~5%までその主張に差があります。つわりに否定的な専門家は少なく、つわりをアピールしたい専門家は多く見積もるようです。誰かの思惑の入ったものより本当の数値が知りたいものです。)前後ではないかと言われています。アメリカやカナダ、スウェーデンで1%前後ですので、それが大体の目安になるかと思われます。

赤ちゃんへの影響は?

妊娠悪阻の場合はほとんど食べられない場合も多いので、赤ちゃんへの影響を考えられるのは当然だと思います。しかし、今までの研究では、妊娠悪阻による赤ちゃんへの目立った悪影響は発見されていないようです。また、死産、流産あるいは自然流産の割合の増加はありません。 (ただし、重い妊娠悪阻を持った妊婦の一部に赤ちゃんの低体重の報告があるそうです。(一部です))

妊娠悪阻が怖い

つわりの間はなるべく妊娠悪阻にはなりたくない、読みたくないという気分になる方も多いでしょう。しかし、実際現在も入院されている人もいますし、つわりも重症になると入院する必要があることを知ることも必要かと思います。
思いこみだけではつわりは重くなりませんので、つわりが重くなるかもしれないという考えばかりを抱え込まず、臨機応変に医療機関を利用しましょう。
最近は重いつわりへの社会的な理解は少しずつ上昇しているようですが、妊娠悪阻の場合は、もうつわりを越えて別の物だと考えた方がいいかもしれません。心理的な要因を取り除くことは大切ですが、それだけが妊娠悪阻の原因のすべてではありません。
このサイトでは、実際に病院に入院された方の体験談を紹介させてもらっています。(吐きづわりのコーナーの方の中にも、かなり重症なつわりの方がいらっしゃいましたが、このHPでは、とりあえず、入院をされた方だけを区別してこちらに載せました。)

妊娠悪阻の症状の分類

妊婦の0.1~1%(実際には専門家の間でも0.02%~5%までその主張に差があります)と言われる妊娠悪阻はその症状によってさらに3つの段階に分けられることができます。

・第1期 慢性的な頑固な悪心・嘔吐(軽症期、神経期)

第2期 嘔吐に加え、代謝異常による中毒症状が出現(重症、中毒期)

第3期 脳神経症状が現れる(重症期、脳症期)

妊娠悪阻を看る方へのお願いです

まだまだつわり=精神的なものという教育を受けてきた世代の医療関係者が多い結果、誤解がまだまだ無くなりません。

絶食療法も、妊娠周期を考慮しつつの吐き気止めの投与も、多くの場合はすぐに患者を妊娠悪阻から解放させません。決め手がない今、せめて患者の負担になることは避けていただけないでしょうか。
ぜひにともお願い致します。
また、症状の改善の為にぜひにともお願いしたい項目があります。

どうか、入院が安静の場となるよう祈っております。

 

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