つわりで苦しんでいるすべての人を
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わずかの妊娠の兆候、妊娠検査の陽性、それらで自分が妊娠していることを多くの方が知ります。
そして、次にくるつわりは、母親になる人の初めての体験でもあります。
しかし、つわりは、ドラマなどの「うっ」というマンネリしたイメージとは違い、千差万別で、まったくつわりを感じない人や、重症で入院する人などさまざまです。
また、それらのことを一般の人はまだまだ理解していない人が多く、家族や会社からのプレッシャーに苦しめられることも少なくありません。
つわりとはなんなのか、なぜ自分と人のつわりがこんなに違うのか、妊娠中の生活とはどうすればいいのか、仕事との両立は?そして妊娠とはどういうことなのか・・・すべて戸惑うことばかりです。
なんの理由もわからず、ただつわりを漠然と我慢し続けるだけというのは、人として苦痛です。
今の自分の症状がどんなものか知りたいという欲求は、本人が考えているより大きいと思っています。
自分の体の状態がおかしくないか、また、自分と似たような体験をした人を捜したい、そしてなにより今苦しんでいるのが自分だけではないのだと実感できることをこのHPで体験できれば幸いです。
自分が妊娠したばかりのときは本当になにも知りませんでした。
とにかく、「息をしているだけの屍」のようだったつわりが終わってから図書館にある妊娠関係の本をあさり、 つわりの原因、理由、対処などを探してみましたが、自分で納得できる本や記事を見つけることはありませんでした。
入院するほどのつわり(妊娠悪阻)があることを知っても、そのあまりの個人差の理由もわからず、生理的なものがなぜここまでひどくなるのかも理解できず、食べつわりと吐きづわりのような、正反対のようで同時におきたりもするヘンテコな現象も、具体的に触れていないことが多かったからです。
また、水も飲めない重症に近いつわりと、気分転換でやり過ごせる軽いつわりが一緒くたにまとめて書かれていて、一般の妊婦には誤解をしやすく感じました。
多くの出産する女性達が体験しているにもかかわらず、いまだよく知られていないつわりのことをもっと知りたく思い、ここまで来ました。
2人の出産の間、「もし男性につわりがあったらどうだろうか」という疑問がわきました。
もちろん、出産は女性の物なので無意味な発想ですが、しかし、
「21世紀も間近で(その頃はまだ20世紀だった)気の持ちようの一言でずるずるきただろうか?」
「現在でも何の治療(つわりは生理的な物ですが、重症なものは問題です)方法も研究されてこなかっただろうか?」
「妊娠中の会社との関係が今のような我慢推奨状態であっただろうか?」
これらのわき上がってきた疑問には・・・すべてNOであると思わずにはいられません。
人間の人口の半分は女性です。
女性のことは女性で解決しなければならないこともあるのかもしれません。
生理痛や更年期の悩みも、個人差があり、生理的なものとして重要視されない、同じ女性からも理解されにくい、などのつわりと共通する問題があるように感じます。
日本の医学書、専門家の教育に携わる書類が、つわりの原因を精神的要因に重きを持ちすぎたため、病院でつわりに対する無理解や誤解が多いのも早く解決したい問題の一つです。
少しでも現在つわり中の方の励ましとなり、失われた自信を取り戻し、過ごしかたや生活のヒントとなるよう願っています。