つわりで苦しんでいるすべての人を
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つわりは全妊婦の50~90%に起こるそうですから、10~50%はそうではないことになります。
ここのHPには、形式上つわりのない方の書き込み自体少ないですが(募集してます)、つわりのない方は実際は多いと思われます。
なるべくならつわりは軽いに越したことはないのですが、本などで、「つわりが急になくなったときには病院に」とか「切迫流産のときにはつわりがなかった」との話を読んだとき、周りにつわりのある方ばかりだったり、本に妊娠初期にはつわりがある、などと書いてあると、「自分につわりががないのはなにか、問題があるのかしら?」と、心配になる方がとても多いです。
出血や痛みと同じく、つわりが急に止まることもお医者さんにとっては大事な目安になるのでしょうが、(妊娠でなくなるとつわりも無くなるわけですから)つわりが無い人も、つわりが急に終わってしまう人も、止まったりはじまったりを繰り返す人もそのまま出産したというお話も多いのです。
これらのつわりがない人すべてが、つわりがないことは流産のおそれありと過剰な不安をかけたまま日々を送ることは適切ではないと思います。(母体にも良くないでしょう。)
ですから、どうもおかしい!と思ったときや痛みを伴うものはすみやかに受診してください、でも後はお腹の赤ちゃんを信じましょう。
病院にいく機会を減らすことは希望するものではありませんが、つわりがないこと=よくないことではないので、検査する場合は行くとして、後はつわりのあるなしで毎日赤ちゃんの発育を過剰に心配するのは止めましょう。心配しながら毎日を送るのも母胎にストレスですから。
つわり自体、急に終わったり平均より早く終わったりしても問題ない人も多いので、いろいろ心配事はつきませんが、これだけ個人差が大きいとこれが駄目でこれならいいという区切りが残念ながらないようです。逆につわりがありつづけながらの流産の体験者もいます。
ちなみに、ビタミン剤などの効用に「つわりに効く」とありますが、海外で(日本の常識から見て)大量の妊婦向けビタミン剤を飲んでいる人達のなかにもつわりになっている人は多いので、「他の人もビタミン剤(葉酸やビタミンB6など)を飲めばよくなる」というわけではありません。
つわりが無いとやはり体重の増加が最初から始まる人が多いので、気を付けたほうが後々楽になります。
世間には未だに妊娠したらたくさん食べるというイメージがありますし、激しい運動もできないので妊娠中期後期に激しい食欲がわいたとき、すでに体重が増えているとその分管理も大変です。
つわりのない方の中には、妊婦は病気じゃないからとテニスやジェットコースターや登山など、アクティブに過ごされる方が多くいらっしゃいます。今は、妊婦もスポーツを勧められる時代ですし、ある程度の運動はもちろん大事なので、楽しく健康的に過ごせるのが一番!なのですが、妊娠初期は、一番大事なときなので、つわりなどの妊娠の自覚がなくてもあってもいままでよりほんの少しだけ体を(そしてお腹の赤ちゃんを)大切にしてくださいね。