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点滴
制吐剤
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入院
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つわりの主な症状

  • 嘔吐、おう気
    つわりは妊婦の50〜90%の人が吐き気、または実際に嘔吐を体験していると言われています。
    一番顕著に現れる症状で、これの重い人は、おう吐をくり返し水分なども摂取不能になり、脱水、飢餓状態として病院で点滴などの治療が必要になります。
  • においにも大変敏感になり、悪臭や、高温多湿などはつわりの悪化に大きく関係します。食べ物の匂い、生活臭、たばこ等通常ではない嫌悪感を感じます。また湿気に弱くダメージをうけやすいので、台所やお風呂の湯気が苦手になります。
  • 食べ物への嫌悪
    食べ物を見ただけで、嫌悪感を催す人もいます。テレビのCMを見ただけで吐き気があることも。会社を休んでも最後まで家事からは解放されにくい日本人女性の立場も問題です。
  • 嗜好の変化
    本人も驚くぐらい嗜好が変わることがあります。今まで好きだったものが食べられなくなったり、一つの食べ物に固執したりします。好きになる、というよりそれしか食べられないという激しいものです。
  • 心理的不安定
    つまりいらいらやゆううつなどがみられます。少しのストレスにも耐久性がなくなります。長期の吐き気と不具合を伴う人は精神的な消耗も少なくないようです。
  • 眠気
    普段よりずっと眠気を感じることがあります。少しだけ眠く感じる人や仕事や車の運転に支障が出るくらいの人も。12時間以上寝てもまだ眠く感じる人もいます。
  • 胃のもたれ、むかつき
    吐き気だけでなく、胃が痛くなったり、胸焼けがしたりします。激しい胃痛を伴うときもあります。
  • 便秘や下痢
    ホルモンの関係で妊娠中に便秘にになる人が多いです。便秘はつわりを悪化させるといわれています。また、逆に下痢にちかい状態になる人もいます。
  • 頭痛
    妊娠中の頭痛は決して少なくありません。一日中、疲れたとき、吐いた後など頭痛の種類もさまざまです。薬もほぼ妊娠中は控えなければならないので解決しにくいということもあります。(まったく薬が出されないわけではなく、病状>副作用の場合に処方されます)
  • 喉の不快感
    喉がむくんだ感じがある、ぶよぶよする飲み込むときに違和感があることがあります。
    それとは別に嘔吐することによって食道が傷つく場合もあります。
  • 唾液過多症
    唾液が多くなります。変化のない人から、量が多くて口から出さずにいられない人までいろいろです。少ないうちは飴やガムでごまかせますが、量が多くなってくると飲み込めないので会社で困ることもあります。
    また自分のつばが不快で飲み込めなくなることも。
  • 体調の変調
    疲れやすくなったり、首や肩がこったり。頭痛など。下腹部の不調、さまざまです。

個人差の大きいつわり

つわりと一口にいっても、上で書かれた症状がすべての人にあてはまるわけでは決してなく、とても激しい個人差があります。
例えば同じ空腹感に吐き気をもよおす場合でも、食べることによって回避しようとするケース、食べても嘔吐してしまうケースなどさまざまです。
また、まったくつわりがない人から入院を余儀なくされる人まで(ごくまれに母胎のための中絶も)その強弱に差があります。

気分転換や楽しいことをして気をまぎらわせることでつわりの改善を図れる軽中程度のつわりから、家事や仕事を軽減させて、環境を整えた休養が必要な重いつわり、入院が必要な妊娠悪阻など、対処の仕方もまったく変わりますので、その人にあった生活の改善を考える必要があります。

とくに大事なのはつわりが一人一人違うという意識です。
今までつわりの実際の状況より精神論面ばかり強調されてきたつわりは自分の体験のみと安易に比較しがちですが、それは改善されるべきです。

・精神的な要因とつわりの歴史

妊娠と分かったとたんに気分が悪くなった、会社にいっている間はがまんできる、ショックなことがあるとつわりが止まったなどつわりが精神的な要因と結びついていることは昔からいわれてきました。しかし、現状ではつわりが重くなるにつれて徐々に気分転換や自己意識だけで改善できるようなものではありません。
精神的要因に目を向けすぎたことと、つわりの激しい個人差への知識のなさが総合して、未だに日本では、一般の妊婦向けの本でさえつわりが精神的なものに左右されやすいということばかりクローズアップされ、つわりそのものの記述は少ないのです、結果、重症なつわりもまとめて精神的な気持ちの入れ替えですべて解決できるという風潮が今だにあります。
それは一般の人が妊婦本人に、つわりになること自体を責めるような風潮さえ生み出してきました。その弊害は大きいです。
英語圏のつわりに関する多くのHPではすでに過去の精神力学的な一種の民族学として、否定し、具体的につわりと向き合う姿勢ができつつあります。

昔からの書籍にあった「子供を望まない気持ちがあったり、精神的に夫に依存しているとつわりがひどくなる」などの記述は、そのときそう教えられた世代、(私達の親の世代ですね)に浸透し、現在の妊婦に向けられる場合があります。彼らもそのときはそのようなメディアだったのですから、仕方のないことかもしれません。
つわりに関する(そして女性の体に関する)社会のあり方は大きく変わろうとしています。つわりもその一つで今はその過渡期にあるように感じます。

・家族の協力

古い妊婦向けの本には、「つわりは甘えているとひどくなるので夫は妻を甘やかさないように家事をさせよ。」という文章が時折見られましたが、最近では「つわりは精神的な影響が大きいので家族の協力が大切である。」とまったく逆の内容の本が増えてきました。
いままでつわりそのものに否定的だった社会がようやく妊婦の体調そのものと向き合いつつあるからです。
これは夫が仕事、出産や育児が母親(女性)の仕事であった分業関係が最近大きく変化して協力体制がととのいつつあり、配偶者が病気や体調が悪いときにはフォローしようという形の現れでもあります。



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