さて、ここ最近の雑記の内容がかなりおざなりだったので、
ここらでストックしてあるネタをどかーんと出しますか。
いやストックしたくてしたわけではないのだけれど。
いちいち書くほどテンション高くなかったって言うか。
実は3週間ほど前から「ゲド戦記」を読み進めていたのですが、
本日ようやく全4冊を読破いたしました。
後半に行くにしたがって作者の薀蓄度が増していく展開はさておき、
まあそれなりに楽しく読めましたです。
特にポイントを述べるならアースシーの世界観を作った作者グウィンの手腕でしょうか。
大地は果てのある海で、人々は海上に点在する島の上で
それぞれ独特の文化を形成して暮らしている。
物語に登場し紹介されたものはそのうちのごく一部なのでしょうが、
大きな事で言えば西の果てに暮らすという竜や、アチュアンの墓所に仕える巫女、
小さな事で言えばまじない師や魔法使いの家の内装など、
「そういう作り方もアリかー」と一人頷くことが幾度かあったりなかったり。
「魔法使いの学院」が登場するなど、
ハリー・ポッターも踏み台にしている部分があるのではないかなどと言われていますが、
個人的には目くじら立てるほどでもと思いました。
ホグワーツは人里離れた僻地にどーんと建ってますからね。
ロークの学院は町のど真ん中に建ってますが建物自体はこぢんまりしてそうです。
さて、同じファンタジーつながりと言うわけでもないですが、
そろそろ公開が終わってしまうので慌てて「ロード・オブ・ザ・リング」を見に行きました。
まずは近所のレンタル屋に走り「旅の仲間」を借りて鑑賞し、
見終わった勢いで今度は映画館に駆け込み「二つの塔」を鑑賞いたしました。
やー、スゲエ。
一応原作は読破いたしましたから、私にとって意外な展開は何一つないわけで、
それでも鳥肌立つほど面白かったのはビジュアルの持つ説得力と言う奴でしょうか。
「旅の仲間」ではボロミアの散りざまに涙し、
「二つの塔」では颯爽とヘルム峡谷に現れるガンダルフとエオメルの姿にやはり涙しました。
見ていて思ったのは、「ビジュアル主導の作り方も悪くないかも」ということでした。
確かにロケ地のニュージーランドの豊かな自然は見る者を圧倒する力がありますが、
必ずしもそれはトールキンの思い描いていた中つ国そのものの姿ではないはずです。
いわばまがい物を使って撮影しているわけですが、誰がそんなところに文句をつけますか。
……わかりにくい言い方になってしまいましたが、つまり原作に沿って何かを作る場合、
必ずしも一から十まで原作に従う必要はないんだなと思った次第で。
作品を構成しているパーツは、
原作を原作たらしめている要素・骨格を保持しているのであれば、
同じだけ、あるいはそれに勝る力を持つ別のものにすげ替えても作品は破綻しないと。
……やっぱりわかりにくいな。俺も何言ってんだか自分でよくわかりません。
まあとにかくそんなことを思いました。
ついでに「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」も見ました。今更。
多分「ギャング・オブ・ニューヨーク」と「ロード・トゥ・パーディション」を見たから、
何か見なくてはならないような義務感が働いたんだと思います。(謎
ついでに言うと実話系のハナシは気になってつい見ちゃったりします。「フェイク」とか。
映画のほうは特に可もなく不可もなく。
主人公フランクがさまざまな要因により孤立していく過程や、
それを追いかける刑事カールとのやりとりなどが丁寧に描かれています。
詰まらなくはなかったんだけど、ちょっと冗長だったかなぁとは思いました。
2時間くらいで収まらんかったんかな。
次何見よう。「X−MEN2」か。前作見てねえけど。じゃあ「あずみ」か。
どうでも良いけど予告ポスター見ただけでBR2の鑑賞が決定気味です。
よくこういう頭悪い話思い浮かぶよなあ……
閑話休題。
というわけで先日ネタにいたしましたスクウェアの別件での面接とやらに逝って参りました。
何度も繰り返しますが研修採用はネタだったのではないかという疑念が消えません。
研修採用の2次試験は集団ディスカッションで……。
そういえばその話してなかったな。するか。
一つところに5人の応募者が集められ、
出されたお題でゲームの企画を纏めなさいという試験。制限時間は20分。
そのお題は「100人でパーティを組むゲームの企画を考えてください」。
正直言ってお題が既にかなり尖ってるだけにトントンと話は進みました。
方向性は定まりはしないものの、企画案は次から次へと出ます。
少なくとも去年ナムコで出された「1週間以内に1億円用意する方法」よりは全然楽です。
まず1人プレイでCPUキャラクタで100人組むのか、
それともネットワークを介してプレイヤーが100人集まるのか。
いや、必ずしも100人集まる必要はない、一人10キャラ操れば10人で100人パーティだ。
100人集めて何をするのか。敵も100人なのか……と言った具合です。
まあそれ自体は楽しい作業で、あっと言う間に制限時間の20分は過ぎてしまいました。
んで、この2次試験の結果次第では研修生として採用されると。
おかしくね?
普通の企業の採用試験でも集団ディスカッションを行うところは少なくありません。
ですが、集団ディスカッションで採用の可否が決まってしまうなんて、
フツウの企業では聞いたことないです。
もっとも、其処で終わってればそれほどの違和感は感じなかったでしょう。
こんなメール(近況144参照)さえ来なければ。
さて、話を戻します。都合3度目のアルコタワー襲撃です。
面接官として現れたのは企画で働いていると言うおじさん。
なるほどイイ具合にくたびれています。
そこではゲーム製作に関する質問より今現在持っているスキルを詳しく聞かれました。
持っているPCのスペックから、扱えるアプリケーションの種類、スクリプト能力など。
聞けば新規プロジェクトで即戦力となりうるアルバイトを探しているとの事。クサい。
ちなみに勤務ペースを聞いたところ基本的には週5ということでした。
基本的にはであり追い込み期は残業や休日出勤もあるらしいですが。
ちなみに言わなきゃいいのにワタクシ正面から言ってしまいました。
「スクウェアってバイトから社員登用無いって聞いたんですが」
向こうの答え。
「いや、まあ、例は少ないかもしれないけど、完全にゼロってわけじゃ、ナイヨ?」
あ、こりゃねーなと思ったのは言うまでもありません。
まあその流れで
「僕は学生で、これから卒論書いたりもちろん他に就活もしなくちゃならないから、
無理なシフトでそこの辺りに接触するようならハッキリお断りいたします」
と言ってきました。
んで、おそらくは採用は見送られると思います。
スキル的には僕は面接官の反応から問題ない部類に入っていると感じましたし、
企画能力に関しては提出した企画書や筆記試験の結果が認められて、
そこに呼ばれたのだと思います。
つまり学業を投げ打ってでもスクウェアに尽くす姿勢を取れば受かったとは思うんですが。
そんな一時しのぎの即戦力はまっぴら御免です。
……万が一困るのはシフト面を考慮した上でOK出ちゃった場合なんだよな。