電脳戦機バーチャロン
・フォース

◆メーカー◆
セガ/ヒットメーカー
◆稼動開始時期◆
2001年11月
◆ジャンル◆
3Dシューティング
◆ハード◆
NAOMI2
入手元は内緒(ぉぃ

はじめに

このページは趣味と実益を兼ねたフォース攻略メモ集です。
フォース初心者向けに少々細かく書いてある部分もありますが、
あくまでこのページの想定読者対象は「フォース初心者」であり、
「バーチャロン初心者」ではありません。
あまりに基本的と思われる事柄については説明は致しませんので、
どうかそのつもりでこのページを閲覧くださるようお願いします。
このページがあなたのフォースライフのお役に立つ事を祈りつつ。


画面から得られる情報について

※制限時間
デフォルト90秒。フォースはオラタンに比べて大幅にゲームスピードが低下しましたが、
それは攻撃方面に関して特に顕著に表れています。
オラタンでの常套手段であった、相手のダッシュ攻撃をバーチカルターンでかわしつつ
反撃という戦法は、よほどタイミングがドンピシャでない限りは間に合いません。
トリガー入力から攻撃が出るまでがとにかく遅いのです。
つまるところ1対1の構図が出来ている限り、回避に専念さえしていれば
まず相手の攻撃を食らうことはない、とも言えます。
90秒という時間は相手を倒すには圧倒的に短いです。
フォースはその性質上、「相手を倒す」ゲームではなく、
「自分の体力を減らさない」ゲームであると言ったほうが近いのです。
どうしても相手の攻撃を食らってしまう場合は、
いっそのことトリガーから指を離しましょう。
最初のうちは、そのほうが却って上手く行くはずです。
トリガーは、自分がロックオンされていない時に引けば最初は充分なのですから。

※ライフゲージ
フォースにはレスキューダッシュというシステムがあります。
レバー中央のスタートボタンを押すことで、自機の向き・場所に関係なく
僚機に向かって緑の光を放ちながら一直線に移動します。

レスキューダッシュの速度は決して速くはなく、むしろ敵機にとっては絶好の的となります。
また、一定時間ダッシュして僚機に触れる事ができない場合、ダッシュは一度中断されます。
僚機との間に障害物があったり、あるいは距離がありすぎた場合などです。
よって、体力が減ってしまったからといっても慌てずに、
僚機の近くまで自力で寄ってから発動させるのが常套手段となります。

レスキューダッシュ中に僚機に触れることで2機の体力を平均化します。
これの使いどころは何処か?といえば、もちろん2機のライフに大きく開きがあるときです。

ただ、そうであっても出さない方が良いときもあります。
例えばリーダーでないほうの機体のライフが残りわずかの時。
ライフの残りが1%だったとすると、例えライデンレーザーを食らっても
1%のダメージで済むのです。もちろん、戦闘不能状態にはなってしまいますが。
もしも事前に回復しておくと、ライデンレーザーの手痛いダメージを丸々貰ってしまうのです。
また、レスキューダッシュは発動した瞬間に全ての武器ゲージが空になってしまいます。
また、レスキューダッシュ中は無防備ですし、レスキューされた側には無敵時間がつきますが
レスキューした側には無敵時間などつきません。
二人で同時にレスキューダッシュを発動させてしまうのはご法度です。
お互いにゲージが空になり、無敵時間もどちらにもつきません。

しかし戦闘不能になった機体にじかに触れて復帰させた場合、
別にゲージが減ることもなく、お互いに暫く無敵状態になります。
僚機が破壊された直後数秒間は敵のレーダーが使用不可になり、
ジャンプによるオートロックオンも出来なくなります。
この間に僚機を助け出す事ができれば、それはレスキューをするよりずっとリスクが少ないのです。
つまりリーダーのライフが減らない限りは、レスキューはしないのが一般的のようです。
もっとも、アファームドステージのように横に長いステージでは、助けに行くのも大変なので
多少考慮する必要があると思いますが……

※協調攻撃ゲージ
「DOUBLE ATTACK」と書いてあるこのゲージ。
僚機と同じ敵をロックオンしている場合、このゲージが点滅します。
が、このゲームではロックした敵がこちらを向いているかいないかの方が遥かに重要なので、
最初のうちは見る必要はないでしょう。私も注意してみたことはほとんどありません。

※ロックオン警報
画面に表示されている情報の中でも最も重要といえるものがこれ。
自分が敵機にロックオンされているかどうかを知る警報です。
2機の敵に同時にロックオンされていると、「LOCKON ALART」の表示が点滅します。
この警報が点滅している時は自分から攻撃をすべきではありません。
(2機から狙われているわけですから、例え片方を攻撃してもその隙をもう一機に取られてしまいます)
僚機が敵機を背後から張り倒してくれる事を期待しながら、回避に専念しましょう。
逆にどちらも自分を狙っていなければ僚機にアラートが点灯しているはずです。
僚機はあなたのアシストを期待しながら逃げ回っているはずです。
もりもりトリガーを引きましょう。

しかし最も気をつけねばならないのは、ロックオンが切り替わった瞬間です。
特にライデン系やボックス系、エンジェラン系の機体が相手の場合、
即座に支援攻撃に対して回避行動を取れるように身構えておいた方が賢明でしょう。
一瞬だけ点灯して元に戻った場合も重要です。
敵機はおそらく、その一瞬のうちに自分に対して攻撃を放っている可能性が高いです。
多いのはエンジェランの氷柱に代表されるホーミング系の攻撃です。
戦闘中常に気をかけておかねばならないゲージです。

※レーダー
自機の周りの状況を映し出してくれるレーダー。
回避行動を取る時はメイン画面よりむしろこちらを見ていることのほうが多いです。
レーダーの有効範囲は大体ゲーム内単位で半径300ほどだと言われていて、
その距離より内側に居る機体であれば方角に加え向きまで判別が可能です。
その距離より外側の場合方角しか判別が出来ません。
もっともロックを切り替えて距離計を見ることでおおよその距離はつかむ事が出来ます。
アラートが点灯している時などは、レーダーを見ながら回避に専念すると良いでしょう。


ジャンプキャンセル

ジャンプ行動はロックしている相手の方へ向き直る性質があります。
この性質を利用して、ジャンプ後即座にキャンセルして着地する事で敵機を正面に捕捉することが、
フォースにおける最も重要な操作の一つです。

ただ、どんな場合でも一瞬で相手を捉えるわけではなく、状況により
相手を捕捉するまでにかかる時間が異なります。
状況というのはそのままズバリ捕捉するべき相手との角度の差異であり、
たとえば横に居るような敵機に対してはジャンプした瞬間に捕捉しますが、
背後に居るような敵機に対してはすばやくジャンプキャンセルした場合、
着地してから相手の方を向くような具合になります。

以前のシリーズと違うのは、回頭が始まる前に着地しても、回頭が行われるということです。
ジャンプをした後自分がどちらを向くのかレーダーで確認しながら、
うまく2機の敵機から逃げ回りましょう。


バーチャロイド・ワンポイント解説

※テムジン系列
デフォルトである707Jの他に、前ビが1発になった代わりに攻撃力が高い707J+と、
逆に3発になった代わりに攻撃力が抑え目の707J/cが存在します。
テムジンの主力といえばなんと言っても前ビ。それから長いリーチを活かした近接戦闘と、
あとは必要に応じてターボソードカッターなどが使われます。
ですがそれだけですとレーダーやロックオン警報に注意するだけで避けきれるため、
比較的放置されやすい機体であります。レーダー圏外からでもJ+の前ビなどは相当痛いですが……
放置された時に如何に相手を仕留めることができるか、というのが最重要課題となります。

※ライデン系列
デフォルトである512E2型の他、バズーカをライフルに持ち替えたE1型、
電磁ネットを装備したD型、唯一レーザーユニットがない近接戦強化型のA型が存在します。
アシストタイプであるA型以外の場合、レーザーによる一発があるので
常に注意を払わなければならないのが鬱陶しい機体です。
そうでなくても歩きRWやLWによる援護はかなりいやらしく、強力な機体です。
機動性に劣るのが唯一の弱点ですが、別にレーザーを当てられる火線さえ取れれば
どれだけ相手とと離れていても構うことはありません。
また旋回性能には優れているため、壁とLWを上手く使えば1対1でも充分に渡り合えます。
またレーザーは発射するまでならダッシュやジャンプでモーションをキャンセルする事ができるので、
肩をパカパカ開閉してるだけでも相手にとってはかなりのプレッシャーとなります。

※アファームド系列
デフォルトであるタイプCの他、ライフルとマチェットを装備したタイプA、
ロケットパンチを装備したタイプG、それから光学迷彩とリングレーザーを装備したタイプXが存在します。
タイプCはトンファーを駆使した接近戦を得意とする機体ですが、
ジャンプ性能がべらぼうに悪い上、トンファーの突進スピードもかなり遅いため、
かなり容易に放置されてしまう機体です。ステージによってはそれだけで終了が決定してしまう事も。
ターボRWやLW(ナパーム)を使うことで幾らか頑張る事も出来ますが、
まあ焼け石に水というのが一般的なタイプCの評価です。
タイプAは比較的テムジンに近いタイプの機体です。
タイプAの立ちライフルはテムジンの立ちライフルに比べ射出間隔が長い代わりに、
射程が長く若干威力が高くなっています。CWのソードカッターに関してもほぼ同様です。
また前方ダッシュ速度はテムジンを上回りますがそれ以外の方向に関してはテムジンに劣り、
ジャンプ性能に関してもテムジンの方が若干優れているようです。
タイプGは一見接近戦重視の機体に見えますが、
その実遠距離戦主体の援護型機体です。
CWのロケットパンチはそれなりにホーミングしてかつ高威力ですが、多用するには隙の大きさが目立ちます。
またRWはバルカンタイプの攻撃で、ターボで使用するとロックに関係なく正面に弾を拡散させます。
威力は低いですが当てる機会は多く、敵に回すと以外に厄介な存在です。
タイプXは現在のところCPU戦でのみ確認されている機体で、先も書きましたように光学迷彩を装備しています。
迷彩の程度は行動により異なり、
ニュートラル(ほとんど見えない)>歩く(ちょっと見える)>ダッシュ(よく見える)
となります。プレイヤーが扱う事は出来ないのでその実力は未知数ですが……

※マイザー系列
空中ダッシュ性能に優れる系列で、バリエーションは比較的サイファーに近い装備のΔ(デルタ)、
拡散ビームを装備したΓ(ガンマ)、少々機動性が落ちた代わりに高い攻撃力を得たΗ(イータ)があります。
注目すべきはガンマの拡散ビームで、サイファーのしゃがみCWのように4本の細いビームを撃ち出します。
実は近〜中距離で撃たれた場合、このビームは動かなければ当たりません。
ただこのゲームにおいて足を止めるのは自殺行為であるため、意外にヒットが見込める攻撃なのです。
威力は高くはないものの、最初に得たアドバンテージを持ったまま逃げ切るのが主流の現行では、
その高い機動力ともあいまって非常に強力な武装といえるでしょう。

※ボックス系列
ボックス系列は非常にバリエーションが豊富です。ので、ここでは比較的良く見られる種類にのみ言及します。
(イヤ使ったこともやりあった事もないのでどうともいえないだけなんですが……)
まずはデフォルトであるDan。CWにミサイルランチャーを装備した今までのタイプに近い機体です。
前ビやターボCWはそれなりに強いのですが、あまりパッとしない機体です。乗ってる人も多くありません。
最近多いのがJoe。CWにファランクス、LWにハンマーを装備した援護型の機体です。
死角から放たれたファランクスは非常に回避が困難である上、
わかっていても移動範囲が(瞬間的にですが)狭められます。
相方と息の合った攻撃ができればかなり強力な攻撃であるでしょう。
RWも決して使いにくいわけではなく、ボックス系の主流です。
ハンマーの代わりにチェーンソーを飛ばすJaneというのも居ます。
チェーンソーはハンマーよりホーミングが若干劣りますが、弾速に優れています。
それからリングカッターと電磁ボムを装備したAge。
リングは高い攻撃力を持ちヒットした相手をダウンさせる事が出来ます。
電磁ボムは当たった相手をしびれさせる事ができる兵器で、
アファームドなどと組み合わされると驚異的な攻撃力が発揮……される事もあります。
(そんなに都合よく当たらない)
RWの使い勝手が非常に悪いため、最近ではあまり見られません。
主力となるLW・CWともにリロードがそんなに早くないので、
ただばらまいてるだけではまるで駄目なのも理由の一環でしょう。

※スペシネフ系列
非常に高威力であるRWのライフルが印象的な系列です。
弾速は遅いものの、ヒット時には軽々と20%ものライフを削り取っていきます。
1発におけるエネルギー消費量の高さがネックとなりますが、
リロードも遅くはないので厄介な存在です。
デフォルトタイプは背中の翼を飛ばすタイプのCWを装備した「罪」。
翼は弾速が非常に早く、横方向に判定が広いため、ジャンプを併用しないと回避する事が難しい
いやらしい武装となっています。
斧を装備した「戦」タイプのCWは前作までの鎌に良く似た武器で、
縦方向に判定が非常に長いのが特徴です。ジャンプで回避する事が非常に難しくなっています。
ただし以前にあった強烈なホーミング性能は鳴りを潜め、
障害物を貫通する特徴も無くなっています。
3つめ、「終」タイプは相手の武器を封印する攻撃を多く持った機体です。
自らの攻撃性能はそんなに高くないため、相方との連携が重要でしょう。
今後伸びてくる可能性は高い機体であると言われています。

※フェイ・イェン系列
高い機動力と近接戦闘性能を併せ持った機体です。
CWのハートビームも高い威力とホーミング性能を持ち、
決して遠距離戦が苦手なわけでもありません。
デフォルトタイプであるVH型、接近戦特化型のBH型、
相手の状態以上を引き起こす攻撃を持つPH型が存在します。

※エンジェラン系列
空中制御能力に優れ、龍を召還する攻撃が印象的な機体です。
龍召還の他、氷柱やウイングボール(通称オパオパ)など高いホーミング能力をもった武装を
多く備えており、高い機動力を活かして壁に隠れながらひたすらそれらをばら撒くだけで、
かなり相手にとってはいやらしい存在になり得ます。
前ビの攻撃力もかなりのものを持っており、ムキになって追いかけると手痛い反撃を食らう事もしばしば。
対策としてはとにかく隙を見せずに追いかけつづけて相手に何も撃たせないようにすること、
撃たれた場合は自分の相方にその旨を伝える事の2点です。
また、一人でも音に反応して回避行動を取れるようになっておくのが望ましいでしょう。
龍召還は大きな音がしますので反応しやすいですが、
氷柱やオパオパの音は非常に小さく短く、聞き取りにくいです。要修行。

※バル系列
最初は使い手が少ないものの、毎度毎度ポテンシャルは最強クラスのものを秘めているバル系列。
今回もその例に漏れず、月日を経るにしたがって少しずつバル乗りも増えてきました。
バル系列のもっとも特徴的な武装といえば左右のビット(E.R.L)を切り離しての多角攻撃です。
2対2という新たなフォーマットでの対戦を強いられる今作において、
バルは間に壁があろうが、どんなに敵機から離れていようが攻撃が可能な唯一の機体です。
つまりそれはいかなる場合でもバルに対する注意を怠ることは出来ないという事で、
相手方に対して大きなプレッシャーとなるでしょう。
また、直接ビットを設置しての攻撃はバルの位置と攻撃が飛んでくる方向は無関係なため、
ビットの位置を察知していない相手に対して非常に有効な攻撃となります。
察知されても回収してまた置きなおせばいいわけですし、強力な武装といえるでしょう。



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